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新NISA制度って何??旧NISAとの違いとは??一般NISAの変更点まとめ!!

新NISA制度って何??旧NISAとの違いとは??一般NISAの変更点まとめ!!

こんにちは、メンタルコーチオフィス小寺、小寺です。

新NISA制度が始まる?どう変わる?今のNISAはどうなる?

そのような疑問に、お答えしていきます。

現NISA制度は2023年まで。2024年からなぜ変更に??

NISA制度全体が大幅に変更される

2024年からNISA制度全体が大幅に変更される予定です。まずは、NISA制度の利用状況、変更のポイントについて見ていきましょう。

そもそもNISA(少額投資非課税制度)とは、投資で得られた利益が一定期間非課税になる制度です。2014年に「家計の安定的な資産形成の支援」と「家計からの成長資金の供給拡大」を目的に「一般NISA」が導入され、2018年には、「家計の安定的な資産形成の支援」に目的を絞り込んだ「つみたてNISA」を導入。また、2016年には、子どもの将来に向けた資産形成をサポートするための「ジュニアNISA」も導入されています。

「一般NISA」「つみたてNISA」「ジュニアNISA」の3つの制度は、制度ごとに投資できる金額の上限や投資できる商品、非課税になる期間などが異なります。

3つの制度の中で、もっとも口座数が多いのは「一般NISA」です。金融庁によると、一般NISAは、約1,175万人が利用しているそうです。今後もさらにNISAの口座数は増えていくことでしょう。

ただし、一般NISAとジュニアNISAは、2023年まで、つみたてNISAは、2037年までの時限措置を設けての導入だったため、非課税で投資できる期間が年々短くなっていくことが問題視されていました。というのも、人生100年時代を迎えた今、家計の安定的な資産形成をより支援する必要性が叫ばれているからです。

そこで、令和2年度税制改正において、NISA制度全体の見直しが行なわれました。改正のポイントとしては、 「一般NISA」「つみたてNISA」「ジュニアNISA」 それぞれ以下のようになっています。

・一般NISA

より多くの国民に長期・積立・分散投資による安定的な資産形成を促す観点から、積立てを行なっている場合には別枠の非課税投資を可能とする2階建ての制度に見直した上で、2024年から5年延長

・つみたてNISA

現行の制度内容を維持し、制度期限を2037年から2042年に5年延長

・ジュニアNISA

延長せずに2023年12月末で終了。ただし終了後の運用・引き出しに関わる変更があります。

ジュニアNISAについては別記事で解説させていただいておりますので、今回は一般NISAの変更点について説明していきます。

次から具体的に変更点を見ていきましょう。

新NISAでどう変わる?一般NISAの変更点まとめ

【新NISAでどう変わる①】一般NISAは2階建てになり、投資金額の上限金額は年間122万円に増額

一般NISAの変更点から見ていきましょう。主な変更点は以下の3つです。

1.期間が5年間延長される

現在、一般NISAで投資できる期間は2023年までとなっていますが、

5年間延長され2028年までとなります。

2.2階建てになり、年間の投資上限金額が変わる

2024年以降の「新NISA」の投資方法は、その構造から「2階建て」と呼ばれています。

・1階部分

「安定投資」を行なう商品で、年間20万円まで5年間非課税で投資ができます。

・2階部分

原則、現状のNISAと同じ商品で、年間102万円まで5年間非課税で投資ができます。

「新NISA」で投資できる金額は1階、2階を合わせると、年間122万円です。現状の一般NISAの投資額は年間120万円までなので、一般NISAよりも年間2万円、5年間で10万円多く投資できます。非課税で投資できる金額も122万円×5年間=610万円となります。

2階部分の上限が102万円という端数で気になる方もいらっしゃるかもしれません。

ですがこれは、現状のNISAでつみたてをしている方からすればとても嬉しい改正点かもしれないです。

というのも、102万円は12で割り切れる数字(1,020,000÷12=85,000)で、2階部分も毎月定額で投資しようという方にとっては「上限いっぱいまで使おうとするなら毎月85,000円積立投資をすればいい」と計算できるからです。

3.1階と2階で投資できる商品が違う

1階部分と2階部分では、投資できる商品が違います。

・1階部分

より多くの人に積立・分散投資を通じて、安定的な資産形成を促す観点から、1階部分で投資できるのは、「つみたてNISA」の対象商品と同様となっています。「つみたてNISA」で購入できる投資信託・ETFは、184本(2020年10月16日現在)。いずれも金融庁の厳しい条件をクリアした商品に限られています。

初心者の場合、多くの選択肢の中から自分に合う投資信託を選ぶとなると、相当ハードルが高くなってしまうかと思いますが、つみたてNISAなら商品数が絞り込まれていますので利用しやすいでしょう。

※金融機関により取扱銘柄は異なります。

・2階部分

上場株式や投資信託に投資することができます。これは現状のNISAと同じです。ただし、条件によっては除外されるものがあるので注意が必要です。

除外が検討されている投資先の例

・上場廃止になりそうな株式(監理銘柄・整理銘柄)

・長期投資に適さない高レバレッジ投資信託など

原則として、1階部分の投資をしないと2階部分の投資はできない決まりとなるようです。ただし、これまでNISA口座を利用している人などは、申請することで2階部分の投資だけ(対象は上場株式のみ)をすることも可能です。

【新NISAでどう変わる②】 ロールオーバーのしくみが変わる!

新NISAでは、投資期間が延びたことにより、「ロールオーバー」のしくみも変わります。

「ロールオーバー」とは ・・・ 5年間、一般NISAで運用してきた株や投資信託をその翌年の非課税投資枠に移すことで、最大10年間非課税で運用できるようになるしくみ

もともと一般NISAにはこの「ロールオーバー」のしくみが存在していました。しかしながら、一般NISAは2023年までの制度だったため、2019年以降に購入した株や投資信託はロールオーバーすることができなくなっていました。

ところが新NISAが創設されるのを契機に以下のように変わります。

1.2019年以降もロールオーバーが可能に!

2019年以降に一般NISA口座で購入した株や投資信託を「新NISA」にロールオーバーできるようになります。

2.1階部分は非課税期間終了後、つみたてNISAにロールオーバーできる

「新NISA」の1階部分にあたる投資信託の商品も、5年間の非課税期間終了後、「つみたてNISA」にロールオーバーできるようになる見込みです。「つみたてNISA」の非課税期間は20年間。「つみたてNISA」にロールオーバーすれば、「新NISA」の期間と合わせて、最大25年間非課税で運用できることになります。

3.つみたてNISAにロールオーバーされる際の価格は「簿価」で行なわれる

「新NISA」の1階部分のロールオーバーは「簿価(取得原価)」で行なわれる見込みです。

例えば、「新NISA」の1階部分で20万円の運用を行なったとします。その投資信託が5年間で倍の40万円になった場合、これを「つみたてNISA」にロールオーバーできます。

この場合、「簿価」は「20万円」として扱います。それに対して、「時価」は「40万円」です。

「つみたてNISA」で非課税になる上限金額は年間40万円まで

ですから仮に時価でロールオーバーすると、上記の例では、その年はそれ以上「つみたてNISA」での投資ができなくなってしまいます。

一方、簿価でロールオーバーした場合、まだ20万円分投資枠が残ることになります。つまり、利益が出ている場合ですと、簿価でロールオーバーした方が、非課税で投資できる金額が増やせる、ということになります。

※時価が下がっている場合でも、簿価でのロールオーバーになると言われていますので、そのケースだとデメリットとも言えます。

ただその一方で、現在のところ、一般NISAの株式や投資信託を「新NISA」にロールオーバーするときは「時価」になると言われています。その場合、残念ながら上記のようなメリットは享受できません。

【新NISA】これから投資を始めるなら、新NISAが開始するまで待つべき?

これまで新NISA制度について解説してきましたが、このような話をクライアント様にいたしますと、必ずと言っていいほど「これから投資を始めるという場合、新NISAが開始するまで待った方が良いのでしょうか?」という質問を受けます。

これについては、「基本的に投資は早くスタートすることが大切です。」とお答えしております。

というのも、投資は「時間を味方につける」ことよって成功しやすいからです。

中長期的に投資を行なうことで、投資資金を運用して得られた利益がさらに運用されて増えていく「複利」効果が期待できると言われているのですが、複利効果は長期で運用すればするほど、効果が大きくなります

また、投資期間が長くなるほど、価格変動リスクが小さくなるので、安定した収益が期待できます。

そして、投資はスポーツや勉強などと同様、経験を積めば積むほど上手になります。

投資によって、損失が出る可能性はだれしもございます。ですが、相場の変動を何度も経験することにより、対処方法がわかってきたり、自分に合った投資スタイルなどもわかったりするようになってきます。そのような意味でも、早くから始めた方が良いでしょう。

さらに、大きなメリットがあります。

現行のNISA制度から活用することにより、非課税期間が長くなるのです。

2019年以降に一般NISA口座で購入した株や投資信託は「新NISA」にロールオーバーできるようになる見込みです。ですから仮に2021年から一般NISAで運用をスタートすれば、最大8年間非課税で運用できるようになるわけです。

スマホからでもNISA開設の申し込みが可能な現代です。新制度が始まる前からNISAを活用しての投資は可能ですので、始めようと思ったときに、無理のないところから始めることをおすすめいたします!!

新NISA制度における一般NISAの変更点まとめ

2024年から大幅にリニューアルする予定のNISA制度。

特に一般NISAの変更点は大きいものとなるようです。より初心者にやさしい制度になっていると言えるでしょう。

人生100年時代に向けて、こちらの記事をご覧いただいているあなたを始めとした個人が投資をする環境が整ってきています。チャンスを逃さないためにもまずはNISA口座の開設から始めましょう!

NISA口座の開設のヒントとなる記事もございますので、ぜひご覧くださいね。